馬連総流しの使い方と攻略法|的中率アップと高配当を両立する買い方の秘訣

花のゲート前で接戦を繰り広げる競走馬たち
馬券戦術

馬連総流しを使って「的中率を上げたいけれど、なかなか安定して勝てない」と感じていませんか。

的中させてもトリガミになったり、どんなレースで使えば効果的なのか迷う場面も多いものです。

この記事では、馬連総流しを最大限に活用するためのレースの選び方や軸馬の条件、資金配分のポイントから高配当を狙うタイミングまで、実践的なノウハウを分かりやすく解説します。

初心者の方でも安心してチャレンジできる方法や類似買い目との違いも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

馬連総流しを使った的中率アップの実践ノウハウ

接戦を繰り広げる芝コースの競走馬たち

馬連総流しは、軸馬を1頭決めてその馬から出走する全ての馬へ馬連を流す買い方です。

点数は多くなりますが、思わぬ高配当を拾えるチャンスも広がります。

うまく使いこなせれば、堅い決着だけでなく波乱のレースもしっかりカバーできます。

馬連総流しを活用するレースの選び方

総流し戦法が特に効果を発揮するのは、多頭数で混戦が予想されるレースや、伏兵馬が多いメンバー構成のときです。

逆に、実力差がはっきりしているレースや少頭数のレースでは、点数が増えても妙味が少なくなります。

特に「一番人気が抜けていない混戦」や「実力上位馬に不安材料があるレース」がおすすめです。

  • フルゲート(出走頭数が最大)や頭数が多いレース
  • 人気馬に信頼できる要素と不安要素の両方がある場合
  • 下位人気にもチャンスがあるような混戦レース

総流しに適した軸馬の条件

総流し成功のカギは、軸馬選びにあります。

信頼度が高い馬を軸にすることで、多くの組み合わせでも的中のチャンスが増えます。

「堅実な先行タイプ」や「安定した成績を持つ実力馬」など、大きな崩れが少ない馬が理想です。

人気に関係なく、展開の利やコース適性なども意識して軸馬をピックアップしましょう。

馬のタイプ 総流しとの相性 特徴
安定感抜群の軸馬 毎回堅実に好走
条件がばっちりの穴馬 コース・距離適性が高い
臨戦過程に不安がある馬 状態や斤量に注意が必要

総流しの点数と資金配分

総流しは必然的に買い目が多くなるため、点数と資金のバランス管理が大切です。

例えば16頭立てで1頭軸の場合、相手は15頭となり15点の馬券購入となります。

ひとつの的中で資金を回収できる配当が見込めるかどうか、事前にオッズを確認して配分を決めましょう。

人気の組み合わせには賭け金を抑え、穴馬絡みの馬券に少し多めに配分するとバランスが取れます。

トリガミ回避のためのコツ

トリガミ(払い戻しが購入額を下回ること)を防ぐには、軸馬の人気やオッズだけに頼りすぎず、点数・資金配分も一工夫しましょう。

全体の投資合計と、配当期待値を事前に計算するのも有効です。

超人気サイドの組み合わせへの抑え買い、思い切って切る勇気なども、回収率アップへの近道です。

トリガミになりそうな場合は、以下のポイントも参考にしてください。

  • あまりにも人気のない馬は外して点数を絞る
  • 軸馬が一番人気の場合は資金配分を工夫する
  • 配当が極端に安い組み合わせへの投資を減らす

初心者でも使える総流しの実践例

例えば、16頭立てのレースで3番人気の実力馬を軸に決めて、相手15頭の総流しで購入します。

1点100円で15点合計1,500円の投資です。

仮に軸馬が1着、10番人気の相手が2着で馬連的中の場合、払戻金が高配当となり一気に回収できる展開も狙えます。

オッズと資金計画をきちんと立てて、買いすぎに注意しながら実践してみましょう。

頭数 軸馬人気 購入点数 1点賭け金 合計金額 一例:10人気への的中配当
16頭 3番人気 15点 100円 1,500円 25,000円

高配当を狙うタイミング

馬連総流しで高配当を狙えるのは、人気の盲点となっている馬や、荒れやすい条件が揃ったレースです。

天候や馬場が急変したレース、ローカル開催や条件戦、初出走が多いレースなどでは大波乱も期待できます。

予想に自信が持てないレースこそ、軸馬さえしっかり選べれば思わぬ馬と組み合わせて高配当が飛び出します。

「この軸馬だけは信頼できそうだ」と思えたタイミングこそ、積極的にチャレンジしてみましょう。

馬連総流しと馬連ボックス・フォーメーションの違い

力強くゴールを目指す単走の競走馬と騎手

馬連馬券を購入する際には、「総流し」「ボックス」「フォーメーション」という三つの買い方がよく使われます。

それぞれの特徴を理解し、状況に合わせて使い分けることで効率的な馬券購入が可能になります。

馬連総流しの構造

馬連総流しは、軸となる馬を一頭決め、その馬から他の全ての出走馬に流して馬連馬券を購入する方法です。

例えば、レースに10頭が出走している場合、1頭を軸に総流しすると、軸馬から残り9頭への組み合わせ、つまり9点分の馬連馬券を買うことになります。

この買い方は、軸馬がどの馬とでも連に絡む可能性がありそうなときや、相手馬が絞れない時に有効です。

配当的にも高配当の馬券を押さえることができ、思わぬ的中を狙える点が魅力です。

買い方 点数 特徴
総流し (出走頭数 – 1)点 軸馬から全頭に流す

馬連ボックスの特徴

馬連ボックスは、自分が気になる複数馬を選び、その全ての組み合わせを馬連で購入する方法です。

例えば、3頭ボックスなら「A-B」「A-C」「B-C」の3組が馬連馬券になります。

選んだ馬たちがどの組み合わせで1着・2着に来ても的中するため、迷った時や、実力が拮抗しているレースで有効です。

点数は「選んだ馬の組み合わせ数」となり、頭数を増やすほど資金が多くかかる点に注意が必要です。

  • 柔軟に複数の馬を選んで網羅できる
  • 全通り購入なので的中の確率が上がる
  • 点数が多くなりやすい

フォーメーションの使い分け

馬連フォーメーションは、1着・2着に来る可能性がある馬の組み合わせを自由に選択できる買い方です。

例えば、1着候補を2頭、2着候補を3頭と決めて、それぞれを組み合わせて馬券を組むことができます。

総流しやボックスと比べて、狙いを絞って効率よく馬券を組めるのが特徴です。

使い分けのポイントとしては、相手馬を絞れない時は総流し、複数の馬が有力だと考える時はボックス、明確に有力馬が振り分けられる場合はフォーメーションという使い分けがおすすめです。

自分の予想スタイルやレース状況に合わせて選択しましょう。

買い方 おすすめシーン
総流し 相手が絞れないとき
ボックス 複数の馬が気になるとき
フォーメーション 特定の狙い馬がいるとき

馬連総流しのメリット

三頭が横並びで接戦を繰り広げる芝コースの競馬

馬連総流しは、馬連馬券の購入方法のなかでも、特定の一頭からその他全ての出走馬に流して購入するスタイルです。

この方法には、競馬初心者からベテランまで利用しやすく、的中の可能性を広げる多くのメリットがあります。

ここでは、馬連総流しを活用する際の主なメリットについてご紹介します。

買い漏れリスクの低減

馬連総流しの最大のメリットは、馬券の買い漏れリスクを大幅に減らせる点です。

自分が本命視した1頭から、他の出走馬すべてに対して馬連を購入することで、思わぬ人気薄の馬が2着や3着に来ても、取りこぼすことがありません。

  • 変則的なレース展開でも対応しやすい
  • 穴馬の激走による高配当もカバーできる
  • 想定外の展開によるショックも最小限に抑えられる

特に直前でオッズや馬場状態が変化したときも、柔軟に対応できるのが魅力です。

波乱レースでの有効性

波乱が予想されるレースでは人気薄の馬が上位に食い込む場面が増えます。

こうした時こそ馬連総流しが効果を発揮します。

本命馬が堅実に走ると判断しつつも、どの馬が絡んできても馬券を外す心配がありません。

ケース 通常買い 総流し
本命+人気馬 的中率は高いが配当低め 配当の幅が広がる
本命+穴馬 買い漏れで悔しい思いも 高配当も確実にゲット

波乱狙いにもぴったりの馬券購入方法です。

穴馬での高配当可能性

本命馬ではなく、思い切って穴馬を軸に馬連総流しを行うのも、有効な戦略となります。

穴馬軸の場合、多くの組み合わせが高配当となりやすく、的中時のリターンは非常に大きくなります。

実際、以下のようなメリットが得られます。

  1. 少ない投資で大きなリターンが見込める
  2. 低人気馬同士の組み合わせは超高配当になりやすい
  3. ひとつでも当たればプラス収支も期待できる

高配当を狙いたい方にとって、馬連総流しは夢のある買い方です。

馬連総流しの注意点

接戦を繰り広げるゴール前の競走馬の集団

馬連総流しは、全ての組み合わせに賭ける方法として非常に手軽でシンプルな購入法です。

しかし、便利さの反面いくつかの落とし穴やリスクがあるため、利用を検討している方は注意が必要です。

ここでは馬連総流しにありがちな注意点を中心に解説します。

資金消耗のリスク

馬連総流しでは、出走馬の数だけ組み合わせが増えるため、資金も比例して多く必要となります。

例えば、18頭立てのレースで1頭を軸に総流しすると、17通りの馬連を購入することになります。

各組み合わせの購入額を一定に設定した場合、レースを重ねるごとに 投資金額が大きく膨らんでいきます。

  • 出走頭数が多いレースほど資金が必要
  • 高配当狙いでも的中率は劇的に上がるわけではない
  • 回収が見込める的確なレース選びも重要

冷静な予算管理が重要になります。

的中してもマイナスになるケース

馬連総流しは的中確率が上がる点がメリットですが、一方で配当が低い場合はトータルで損をすることもあります。

下記の表は例として、配当と購入点数ごとの損益を示しています。

馬連配当 購入点数 1点あたり投資額 合計投資額 回収額 損益
500円 17点 100円 1,700円 500円 -1,200円
2,000円 17点 100円 1,700円 2,000円 +300円

配当が低いほど利益率が下がるので、堅いレースや人気馬同士で決着したときは特に要注意です。

機械的な購入による損失

馬連総流しを毎回機械的に行うと、レースごとの本命傾向やオッズの旨みを考慮できません。

特に人気馬同士の決着が多いレースでは、配当に期待できないうえに資金も無駄になりがちです。

馬券購入前に以下のポイントを意識することが大切です。

  1. レースごとのオッズ分布を確認する
  2. 軸馬が飛ぶ可能性や紛れの多いレースか見極める
  3. 軸馬が固い時は絞り込む勇気を持つ

機械的ではなく、ひとつひとつのレースで「本当に総流しすべきか」を考える習慣が、損失の拡大を防ぎます。

この記事で伝えたかったこと

観客席を背景にゴールを目指す競走馬と騎手たち

馬連総流しは、一見リスクが高いように感じるかもしれませんが、独自の魅力と戦略性を持つ馬券の買い方です。

初心者から上級者まで、多くの競馬ファンが状況に応じて活用している方法であり、レース展開や予想に自信がある本命馬がいる場合などに特に効果を発揮します。

無駄な買い目を減らしつつ、意外な高配当にも期待できる点が、この手法の大きな特徴です。

馬連総流しを上手に活用するためには、資金管理や的確な本命馬の選定も重要です。

これまでにご紹介した内容を踏まえて、自分のスタイルや予算に合わせて取り入れてみてください。

競馬の楽しみ方が広がり、新たな可能性に気づけるはずです。

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